お茶には一般的にカフェインが含まれており、以下のようなメリットとデメリットがあります。
カフェインのメリット
- 集中力と警戒力の向上:カフェインは中枢神経系を刺激し、注意力、集中力、反応時間を向上させることができます。
- 認知機能の促進:短期的に記憶力や思考能力を高める効果があることが示されています。
- 運動能力の向上:カフェインは運動効率を高め、疲労感を減少させることで、スポーツパフォーマンスを向上させる可能性があります。
- 代謝の促進:体内でのカロリー消費を高めることができ、短期的な体重管理に寄与することがあります。
- 気分の向上:ドーパミンの放出を促進することで、気分を高揚させる作用があります。
- 一部の疾患に対する予防的効果:パーキンソン病やアルツハイマー病など、特定の神経変性疾患のリスクを低下させる可能性が示唆されています。
カフェインのデメリット
- 不安と神経過敏:過剰に摂取すると、不安感、イライラ、手の震えなどを引き起こすことがあります。
- 睡眠の質の低下:カフェインは睡眠を妨げ、特に就寝前の摂取は入眠障害や浅い眠りをもたらすことがあります。
- 依存性:定期的な摂取によって身体がカフェインに慣れ、摂取を止めた際に頭痛や疲労などの離脱症状が出ることがあります。
- 胃腸への影響:胃酸の過剰分泌を促すことで、胃の不快感や胃炎を引き起こす可能性があります。
- 心拍数の増加:心拍数の上昇や不整脈を引き起こすリスクがあります。
- 高血圧:短期的に血圧を上昇させる効果があるため、高血圧の人は摂取に注意が必要です。
体調やその時の気分に応じて、カフェインの量を調整できると日々の生活の改善が見込めるかもしれません。そこで、今回はカフェインの多い順にお茶の種類を紹介したいと思います。
カフェインの多いお茶の種類ランキング
カフェインの多い順にお茶の種類を紹介していきます。
カフェイン含有量は、お茶の種類や製造方法、さらには淹れ方によっても大きく変わることがありますが、一般的には以下のような順序でカフェイン含有量が多くなる傾向にあります
抹茶
これは知らなかった方も多いかもしれません、抹茶が1位です。
抹茶はお茶の葉を粉末にしたもので、葉全体を摂取するため、カフェイン含有量が最も多いとされます。
約0.06g (60mg)(お茶1杯分(約200ml)あたり)
煎茶
煎茶は日本で最も一般的な緑茶で、摘んだ後に蒸してから乾燥させるため、カフェイン含有量が比較的高いです。
約0.02g~0.03g (20mg~30mg)(お茶1杯分(約200ml)あたり)
玉露
玉露は、収穫前に葉を日陰で育てることで、カフェインとアミノ酸の含有量が高まります。
約0.02g~0.03g (20mg~30mg)(お茶1杯分(約200ml)あたり)
ウーロン茶
ウーロン茶は半発酵茶であり、緑茶と紅茶の中間的なカフェイン含有量を持ちます。
約0.015g~0.025g (15mg~25mg)(お茶1杯分(約200ml)あたり)
紅茶
発酵させることで独特の風味が生まれる紅茶は、カフェイン含有量が比較的高いです。
約0.02g~0.04g (20mg~40mg)(お茶1杯分(約200ml)あたり)
白茶
白茶は加工が少なく、若い葉や芽を使用しているため、カフェイン含有量は中程度です。
約0.01g~0.02g (10mg~20mg)(お茶1杯分(約200ml)あたり)
黄茶
黄茶は非常にまれな茶種で、白茶や緑茶に似た加工方法を経ており、カフェイン含有量もこれらに近いです。
約0.01g~0.02g (10mg~20mg)(お茶1杯分(約200ml)あたり)
緑茶
標準的な緑茶は、カフェイン含有量が比較的控えめです。
ほうじ茶
茶葉を焙煎することでカフェインが減少するため、ほうじ茶は比較的カフェイン含有量が少ないです。
約0.015g~0.02g (15mg~20mg)(お茶1杯分(約200ml)あたり)
番茶
番茶は緑茶の中でも下級品とされ、茎や大きな葉を使用するため、カフェイン含有量はさらに低くなります。
約0.007g~0.015g (7mg~15mg)(お茶1杯分(約200ml)あたり)
麦茶
麦茶は大麦から作られるため、カフェインを含まないか、またはごくわずかしか含まれていません。
約0.01g以下 (10mg以下)(お茶1杯分(約200ml)あたり)
まとめ
お茶に含まれるカフェインの量を多い順に紹介しました。
ぜひ自分の生活に合ったカフェイン量のお茶を見つけて見てください。
ほぼ0g (カフェインフリー)