黒にんにくは白にんにくを発酵させたもので、栄養価が高く、健康や美容に良いとされています。しかし、黒にんにくを食べてはいけない人もいます。
黒にんにくを食べてはいけない人
黒にんにくを食べてはいけない人は、以下に当てはまる人です。
- 抗凝固剤や抗高血圧薬を飲んでいる人
- にんにくアレルギーがある人
抗凝固剤や抗高血圧薬を飲んでいる人
黒にんにくには、血液をサラサラにする効果があります。
そのため、血栓や動脈硬化の予防に役立つと考えられています。逆に、すでに抗凝固剤や抗高血圧薬を服用している人が黒にんにくを食べると、薬の効果と相乗して出血しやすくなったり、血圧が下がりすぎたりする危険性があります。
特に、ワーファリンやヘパリンなどの強力な抗凝固剤を服用している人は注意が必要です。黒にんにくを食べたい場合は、必ず医師や薬剤師に相談してください。
にんにくアレルギーがある人
黒にんにくは白にんにくの発酵製品ですから、白にんにくと同じ成分が含まれています。
そのため、白にんにくやその他のアリウム科の野菜（タマネギ、ニラ、ネギなど）にアレルギー反応を起こす人は、黒にんにくも避けるべきです。アレルギー反応の症状としては、かゆみや発疹、腫れや呼吸困難などがあります。
重症化するとアナフィラキシーショックを引き起こすこともありますので、注意してください。
黒にんにくの食べ過ぎのデメリット
黒にんにくを食べ過ぎることでのデメリットもあります。
黒にんにくは白にんにくよりも消化吸収が良いと言われています。それでも胃腸の弱い人や空腹時に食べると、胃痛や胸焼け、下痢などの不快な症状を引き起こすことがあります。
黒にんにくは刺激性が強い食品ですから、食べる量やタイミングに気を付けましょう。一日の摂取量は1～2片程度が目安です。また、食後や食事と一緒に食べることで、胃腸への負担を軽減することができます。
黒にんにくの健康効果
一方で、黒にんにくはその高い栄養価から、免疫力の向上、アンチエイジング、疲労回復など嬉しい効果も見込めます。
特に、黒にんにくに含まれるS-アリルシステインは、強力な抗酸化作用を持ち、細胞の損傷を防ぐ働きが。また、血流改善やコレステロール低下作用により、心血管系の健康をサポートする効果も期待されています。
自然の甘みと香ばしさが楽しめ、料理のアクセントとしても利用できる万能な食材でもあります。
まとめ
黒にんにくは健康や美容に良い食品ですが、食べてはいけない人や食べ過ぎるとデメリットがあることも知っておきましょう。
抗凝固剤や抗高血圧薬を服用している人や、にんにくアレルギーがある人は黒にんにくを避けるべきです。また胃腸の弱い人は、食べる量やタイミングを調整するようにしましょう。黒にんにくは適量を守って楽しく食べることが大切です。
