日本の伝統的な発酵食品で、健康食品と言われている「ぬか漬け」。ただ、塩分も多く含んでいるので、毎日食べると高血圧やむくみなどのリスクが高まる可能性もあります。
では、ぬか漬けはどのくらいの量や頻度で食べるのが適切なのでしょうか?詳しく解説します。
ぬか漬けの栄養価と健康効果
ぬか漬けは、野菜や魚などの素材に加えて、ぬかに含まれる乳酸菌や酵母などの微生物が発酵させることで作られます。発酵によって、素材本来の栄養素だけでなく、ビタミンB群やビタミンKなどの生成も促されます。
また、ぬかには食物繊維がとでも多いです。食物繊維は、腸内環境を改善したり、便秘や糖尿病などの予防に役立ったりします。さらに、乳酸菌や酵母などの微生物は、腸内で有害な細菌を抑制したり、免疫力を向上させたりする働きもあります。
ぬか漬けに期待できる健康効果は、以下の通りです。
ぬか漬けの塩分
ぬか漬けは塩分も多く含んでいます。塩分は味付けや保存のために必要ですが、過剰に摂取すると高血圧やむくみなどの原因になります。
一般的に、成人の1日あたりの塩分摂取量の目安は男性7.5g未満、女性では6.5g未満です。ただ、日本人の平均的な摂取量は男性11g程度、女性9g程度と報告されており、日本人はすでに塩分を多く摂っていると言えます。
ぬか漬けは体に悪い?食べ方と注意点
ぬか漬けは栄養価が高く、健康効果が期待できる食品ですが、塩分の摂りすぎには注意が必要です。では、ぬか漬けはどのくらいの量や頻度で食べるのが適切なのでしょうか?
一般的に、ぬか漬けの1日あたりの適量は50g程度とされています。これは大さじ1杯分くらいです。また、ぬか漬けを食べるときは以下のような点に気をつけましょう。
まとめ
ぬか漬けは日本の伝統的な発酵食品で、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。腸内環境を整えたり、免疫力を高めたりする効果が期待できますが、塩分も多く含んでいるので、毎日食べると高血圧やむくみなどのリスクが高まる可能性があります。
ぬか漬けは1日あたり50g程度を目安にして、塩分や水分の摂りすぎに注意しながら食べましょう。